卒業生のリアル

Interview

扉の先に未来がある

村嶋 祐佳 Yuka Murashima

2020年 国際教養学科 卒業生

他では経験できない寮生活

福女大を選んだ一番の理由は、一年間の寮生活です。留学生や日本人学生との共同生活で異文化に触れることで、自分の価値観を広げたいと考え入学しました。他にも、幅広い教養科目があり学科やコースに縛られず様々な分野の勉強ができることや、オープンキャンパスに行った際に学生の皆さんがイキイキと楽しそうだったことが選ぶきっかけになりまし た。 寮生活は本当に楽しかったです!他の大学では経験できないであろう貴重な一 年間でした。私は留学生のルームメイトが、前期はスウェーデン人、後期はタイ人でした。タイ料理のパッタイやタイ風オムレツを一緒に作ったり、スウェーデンの珍しいお菓子を食べさせてもらったり、その国の文化や言語を教えてもらったりしました。寮生活最後の日には名残惜しくて、みんなでリビングに布団を敷いて、夜な夜なしゃべったのを今でも覚えています。

入学当初から大きく変わった価値観

大学三年生の時に、日本BPW連合会が募集している国連女性の地位委員会(UN-CSW)への派遣インターンに参加しました。毎年三月にニューヨークの国連本部で開催される国連女性の地位委員会と、その会場周辺で開催される様々なイベントや会議に参加し、女性のエンパワーメントや持続可能な開発目標(SDGs)についての理解を深めました。実は、大学入学当初は専業主婦に憧れていたのですが、この挑戦がきっかけで価値観が大きく変わり、「男女ともに仕事も家庭も大切にできる社会にしたい」と考えるようになったことが、今の仕事にも繋がっています。

現在の仕事について

現在は福岡県男女共同参画センター「あすばる」の事業推進課で働いています。具体的には、「あすばるキャリアアップ?カレッジ」や「あすばる男女共同参画フォーラム」といった講座やイベントの企画運営の仕事をしています。卒業してすぐは新卒で損害保険会社に入社しました。入社当時は本社のダイバーシティ推進室で働くことは目指していましたが、営業の仕事をするなかで現場の「数字第一」という風潮に違和感を覚え、他に福岡で出来ることを探そうと考えるようになり、転職に至りました。 職場などでは「福女大の学生は真面目で優秀!」と言っていただけることが多いです。自分で考えて動ける人、興味の幅が広い人、物事を深く考えられる人が多いイメージです。私自身はもともとあまり積極的に動けるタイプではなかったのですが、在学中に先輩や友人からたくさんの刺激を受け、考え方や行動が良い方向に変わったように思います。

後押ししてくれる先生と大学の環境

大学という守られた環境だからこそ、インターンシップや活動など思い切って挑戦してよかったなと思います。大学時代に一歩踏み出して経験したことが、自分のやりたいことを考えるきっかけになり、今の仕事にも繋がっています。挑戦を後押ししてくださった先生方の存在も大きかったです。福女大には学生の挑戦をあたたかくバックアップしてくれる環境があると思います。やっておけばよかったと思うことは長期留学です。私は一カ月の語学研修しか参加していなかったので、長期で行って英語をマスターできていたら、もっと選択肢が広がったかもしれないと思います。現在福女大はクォーター制になり、さらに留学しやすい環境になっているみたいでとても羨ましいです。

Message

後輩のみなさんへのメッセージ

皆さんの可能性は無限大です。

自分の限界を決めつけずに、思い切って挑戦してほしいです。今、改めて振り返ってみると、学生生活や寮生活の中で、国籍や価値観を超えて学生同士で様々なことについて語り合える機会は、本当に貴重だったなと思います。守られた環境で失敗を恐れずに挑戦できるもの今のうちです。どんな経験も必ず将来の糧になるので、勇気を出して新しいことにチャレンジしてほしいです。

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